藩政時代、城下町金沢には四季折々の旬の野菜が市場を彩っていました。食材の旬が季節の移り変わりを五感で感じさせてくれる時代を復活させようと、各関係機関が協力して運営しているのが金沢市農産物ブランド協会です。
現在、「加賀野菜ブランド」として認定されている品目は、さつまいも、加賀れんこん、たけのこ、加賀太きゅうり、金時草、加賀つるまめ、ヘタ紫なす、源助だいこん、せり、打木赤皮甘栗かぼちゃ、金沢一本太ねぎ、二塚からしな、赤ずいき、くわい、金沢春菊の15品目です。
加賀野菜全15品目
金時草
鮮やかな色合いと故郷の風味。赤紫色の葉ととろりとした食感が特徴。酢の物と天ぷらの両方で楽しめます。
加賀太きゅうり
金沢が育んだ美味しさ。やわらかくて長持ちする太いきゅうり。煮物や酢の物、サラダ、漬物にもぴったりです。
たけのこ
春の代表的な味わい。穂先は和え物やお吸い物に、真ん中は天ぷらや煮物に、根元は炒め物やたけのこごはんに最適です。
打木赤皮甘栗かぼちゃ
鮮やかな朱色が目を引く。愛らしい形状が特徴で、皮も果肉もやわらかく、しっとりとした食感を楽しめます。
ヘタ紫なす
小ぶりで可愛らしい一品。薄い皮と柔らかい肉質が特徴で、夏にぴったりの一夜漬けに最適です。
加賀つるまめ
夏の風味豊かな味わい。淡緑色の可愛らしい外見と青々とした香りが特徴。炊き合わせや天ぷらで楽しむことができます。
赤ずいき
真夏にぴったりのさっぱりとした味わい。茎のぬるりとした風味が特徴的です。鮮やかな赤色の酢の物も美しいですね。
加賀れんこん
もちもちとした食感が楽しい。緻密な肉質と白い外皮が特徴で、すりおろすともっちりとした食感になります。
さつまいも
砂丘で育まれたやさしい甘み。焼きいも、ふかしいも、天ぷら、お菓子など、様々な調理法で楽しめる、優しい甘みが特徴です。
金沢一本太ねぎ
甘味と風味が寒さで増す。寒さによって甘みと風味が引き立ちます。鍋物やすき焼きで煮込むと、とろけるようなやわらかさが楽しめます。
源助だいこん
冬の旬を代表する一品。ずんぐりとした真っ白な姿が愛らしい。じっくり煮込んでも形が崩れず、金沢おでんの定番食材です。
金沢春菊
やわらかな食感と香りが楽しい。肉厚でやわらかな食感と上品な香りが特徴。さっぱりとしたサラダにもぴったりです。
二塚からしな
辛みと香りで食欲を刺激。定番の漬物に加えて、料理にアクセントを加えるのにピッタリ。大人の味わいを楽しめます。
金沢せり
色と香りが料理に彩りを添える。細長い茎と細かい歯が特徴。爽やかな香りと歯ごたえが料理にアクセントを与えます。
くわい
縁起料理の食材。新芽が伸びる様子から、「芽が出る」「めでたい」に通じる縁起の良い食材。金沢のおせち料理に欠かせません。