甘エビは標準和名を“ホッコクアカエビ”といい、水温の低い海域の水深約200~700メートルの深海に生息している。成長過程で性転換をするという性質を持ち、孵化後3~5年はオスとして成長し、その後2年程でメスに性転換する。そのため、大きく成長したものはすべてメスとなる。身に、甘み成分であるアミノ酸系が多く含まれ、その名の通りとろけるような甘みが楽しめる。特に、9~2月頃の旬の時期には、メスが灰緑色の卵を溢れるほど抱えるため、一層おいしくなると人気が高い。新鮮なプリッとした身は、ぜひ刺身で味わいたい。
旬 9月 10月 11月 12月 1月 2月