歴史と風格が感じられる茶屋
江戸時代の建物が残るお茶屋「志摩」もあります。国指定の重要文化財であり、内部も見学することができます。茶室や楽器など当時の貴重な品々も見ることができ、歴史の舞台に思いを馳せることができます。お庭の春日燈灯や月見燈灯も風情があり、寒村庵ではお抹茶を味わうことができます。
金沢で一番大きいお茶屋建築の「懐華樓」は、現在も一見さんお断りで「一客一亭」のお座敷があげられていますが、昼は一般にも公開されており、金箔で織られた畳の茶室や輪島塗の階段、加賀友禅などを鑑賞できます。
江戸時代から続く茶屋の文化
石川県金沢市に広がるひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街は、金沢三大茶屋街と呼ばれ、歴史と風情が漂う魅力的な場所です。
金沢城下が栄える中、江戸時代には犀川と浅野川の周辺に多くの茶屋が立ち並び、賑やかな様子が広がっていました。今でも、その風情は茶屋街の中で息づいています。
茶屋街は、お茶を飲む場所やお茶の販売店ではありません。芸妓が洗練された芸術で客をもてなす大人の社交場です。
ひがし茶屋街には現在5軒のお茶屋が営業し、数多くの芸妓が活躍しています。
しかし、お店に関わりのない人は入ることができない「一見(いちげん)さんお断り」の伝統が守られており、特別な紹介がなければお茶屋の中には入ることはできません。
一方、江戸時代に建てられた茶屋の建物「志摩」と「懐華樓」は有料で見学することができ、金沢の茶屋文化に触れることができます。
茶屋街で織り成す雅やかな夜
ひがし茶屋街の中には元お茶屋を改装したの茶屋がありますが、気軽に入れるBARや居酒屋も点在しています。
一杯の飲み物を楽しんだ後は、ガス灯に照らし出された茶屋街を散策すると、ロマンチックな雰囲気に包まれます。少し優雅に、茶屋街の夜を楽しんでみませんか?金沢ならではの魅力を感じることができることでしょう。
ひがし茶屋街には江戸時代の建築が多く残り、その風格と雰囲気を感じることができます。また、着物をレンタルして町並みを歩くことで、タイムスリップしたかのような体験ができ、昔の情緒に浸ることができます。