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ハントンライス

金沢生まれの不思議な洋食。地元で人気の庶民の味

石川県名物のハントンライスとは、具の入っていないケチャップライスの上に、白身魚のフライを乗せてタルタルソースをかけた独特な料理です。「ハントン風ライス」とも呼ばれます。名前からは中国料理のような印象を受けますが、実は金沢生まれの日本の洋食です。

1970年頃に金沢市内のレストランで考案され、従業員向けの手早い賄い料理として始まりました。名前の由来は、ハンガリー語の「ハン」(パン)とフランス語の「トン」(マグロ)を掛け合わせたものです。ボリューム満点で学生にも大人気の一品です。

ハントンライスはバターライスにケチャップを混ぜて風味付けし、薄焼き卵で包んでオムライス風に仕上げます。その上に白身魚のフライをのせ、最後にケチャップソースとタルタルソースをかけます。料理が提供される際には、光沢のある銀色の平皿が使われるのが一般的です。

ハントンライスにはいくつかのバリエーションがあり、ライスがチキンライスや洋風焼き飯に変わることもあります。トッピングにはエビフライやトンカツ、カキフライが追加される場合もあります。

卵の調理法も、とろとろの半熟やスクランブルエッグに変わることがあります。さらに、ケチャップソースの代わりにデミグラスソースを使うバリエーションも存在します。

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ハントンライス

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