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那谷寺

(なたでら)

自然と歴史に包まれた、心と体を癒す霊場

那谷寺は、石川県小松市にある白山信仰の霊場として古くから栄えてきた寺院です。717年に泰澄大師によって開創され、山王修験宗の総本山として栄えました。

雄大な自然に囲まれた境内には、国の重要文化財に指定された「本堂」、「三重塔」、「護摩堂」、「鐘楼」、「書院」、「庫裡」をはじめ、「奇岩遊仙境」と呼ばれる景勝地など、見どころ満載です。江戸時代に再建された重要文化財の建造物は、どれも重厚な造りで、当時の様子を今に伝えています。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星に認定されるなど、国内外から注目を集めています。

四季折々の美しい景色を楽しみながら散策することができます。春は桜や新緑、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、どの季節訪れても心を癒してくれるでしょう。

本堂(大悲閣): 岩窟内に造られた本殿は、まさに「いわや胎内くぐり」。岩窟を巡ることで、母の胎内をくぐり抜けたことになる体験ができます。この世の罪を洗い流し、再び母の胎内より新たな自分に魂が生まれ変わるとされる神秘的な体験ができます。

三重塔: 朱塗りの美しい三重塔は、1642年に建立されました。高さ約25メートルの塔は、遠くからもその存在感を放っています。

護摩堂: 護摩焚きが行われる護摩堂は、1649年に建立されました。迫力満点の護摩焚きを見学することができます。

鐘楼: 1649年に建立された鐘楼からは、力強い鐘の音が響き渡ります。

書院及び庫裡: 1649年頃に建立された書院及び庫裡は、江戸時代の建築様式を今に伝えています。

那谷寺境内には、「奇岩遊仙境」と呼ばれる景勝地があります。そそり立つ巨大な岩に、いくつもの穴が開口する独特の景観は、太古の海底噴火の跡といわれています。松尾芭蕉も立ち寄り、句を詠んでおり、2014年に「おくのほそ道の風景地」として新たに日本国指定名勝に指定されました。

紅葉の名所: 秋になると、境内は赤や黄色に色づく紅葉で彩られます。特に「楓月橋」からの眺めは絶景で、多くの人々を魅了しています。

那谷寺は、心身を清めることができる場所としても有名です。岩壁に沿って建てられた本殿は、まさに「いわや胎内くぐり」。岩窟を巡ることで、新たな自分に生まれ変わるとされています。

Information

名称
那谷寺
(なたでら)
住所
石川県小松市那谷町ユ122
電話番号
0761-65-2111
営業時間

9:15~16:00

駐車場
無料駐車場あり(バス40台、小型車200台)
アクセス

富山方面から→小松ICで降りて約30分
福井方面から→加賀ICで降りて約30分

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