パッケージにあしらわれた「梅鉢紋」の家紋は、徳川家康の孫娘の三男であり、加賀大聖寺の初代藩主である前田利治のもの。由緒正しい家紋が描かれた半透明のパッケージからは高級感が漂い、うっすらとのぞく黄金色のどら焼を引き立てている。生地は、石川県産のもち粉を混ぜ込み、職人が昔ながらの製法でひとつひとつ丁寧に焼き上げる。ふっくらとした皮と、餡には、滋味豊かな北海道産大納言小豆を、純度の高い氷砂糖で炊き上げることですっきりとした上品な甘さ。なめらかな歯ざわりのあんは、味に深みがあり、おみやげだけでなく、贈答品にもふさわしい味わいとなっている。
げんば堂
創業 明治24年、加賀市の老舗菓子店。