輪島・珠洲には、輪島朝市、輪島キリコ会館、輪島塗会館、輪島漆芸美術館、白米千枚田、永井豪記念館などの観光スポットがあります。
熱狂と幻想的なキリコ祭りの雰囲気が再現され、いつでも祭り気分が味わえる場所です。 能登のキリコ祭りで使われる大きなキリコを展示し、その迫力に圧倒されます。 伝統と美意識が融合したキリコは、能登の象徴として魅力を放っています。...»
能登丼は、石川県の奥能登地区の2市2町(珠洲市、輪島市、能登町、穴水町)の店舗で提供されるオリジナルどんぶりです。能登産にこだわり、能登の米を能登の清水で炊き、能登産の新鮮な素材を贅沢に盛り付けています。 例えば、「能登牛」のヒレステーキをのせた「能登牛ステーキ丼」、港から直送の魚介を使った「能登朝市丼」、輪島で獲れる天然フグを使った「輪島ふぐ丼」など、多彩な丼が楽しめます。その上、器と箸までもが能登産というこだわりがあります。 使った箸は持ち帰ることができるので、旅行の思い出の品にもぴったりです。各お店ごとに独自の工夫やこだわりがあり、味のバリエーションも豊かです。たくさんの種類の能登丼...»
いしるは能登半島の一部でしか作られていない郷土料理の隠し味で、魚醤の一種です。イワシやイカの内臓を塩漬けにし、一夏寝かせて自然発酵させたものを煮詰めて作ります。 「いしるの貝焼き」は、ホタテ貝の貝殻を鍋代わりに使い、キノコ、イカ、甘えび、大根などをいしるで煮ながら食べる料理です。昔は力仕事の後のおかずとして辛めの味付けでしたが、現在は薄味に変わってきています。今では民宿などの宿泊客にも人気の定番料理のひとつです。...»
さざえの特徴は、金平糖のようなツノです。外海の波の荒い場所で育ったさざえはツノが長く、内海のものはツノが短いです。石川県では、輪島市や珠洲市沿岸の舳倉島、七ツ島、曽々木海岸が主な産地です。特に岩礁の多い外浦海岸に多く生息しています。 さざえの身を殻から引き出すと、最後にくるっと巻いた部分が現れます。これはさざえの生殖巣で、暗緑色のものは雌、淡いクリーム色のものは雄です。鮮度を見分けるには、触ったときに素早く蓋を閉じるものや、しっかりと蓋を閉じているものを選ぶと良いです。 旬:5月、6月、7月...»
石川県能登半島の富山湾に面した海域は、全国有数の定置網地帯です。その歴史は古く、16世紀には現在のブリ網の原形とされる台網による漁が行われていました。 この地域では、12月頃に鳴る雷がブリの大量漁の前ぶれとされ、「ブリおこし」と呼ばれています。この時期にとれる7kg以上のブリは「天然能登寒ぶり」としてブランド化されています。このように石川県の冬を代表する魚です。 寒ブリは、ビタミンB群、鉄、カリウム、DHAやEPAなどの高度不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。刺身、焼き物、郷土料理の「ブリ大根」、かぶらにブリの身を挟んで糀で漬けた「かぶら寿し」、わら縄を巻いた「巻きぶり」、カラカラに干した「...»
石川県のサヨリは、能登では「スズ」とも呼ばれています。2隻の船で網を引き回して漁獲する「スズヒキ」という漁法で、ほぼ年間を通して漁獲されますが、「花見魚」の愛称が示すように旬は春です。この時期、地元でとれたてのサヨリを刺身で食べるのは格別です。 鮮度が低下しやすいため、地元でしかめったに味わえない一品です。低脂肪高タンパクのため、小さな子供や高齢者にも優しい食材とされています。 能登の郷土料理であるサヨリの白焼きや、もずくと豆腐を入れたすまし汁「サヨリのモゾコ汁」もおすすめです。 旬: 3月、4月、5月...»
石川県能登半島周辺の定置網漁で水揚げされる天然のクロマグロや、漁獲後に畜養されたもののうち、40キロ以上のものを「能登本まぐろ」と呼びます。このマグロは鮮度が保証されており、傷みの少ないものを船上で処理・冷却します。新鮮な刺身はもちろん、火を通しても美味しく、頭から尾まで内臓も捨てる部分がありません。 珠洲市には畜養場があり、漁業活性化事業の一環として「能登本まぐろ産地協議会」が設置され、ブランドのPRに努めています。...»
ほたるいかは古くから富山湾で水揚げされてきました。大きさは数センチと小さいですが、流線型の優美な体型と透き通った肌を持ち、群れをなして夜の海で青白い光を発する様子は、まさに美しいです。 旬は3月から6月で、ほとんどが定置網漁業で獲られます。漁を終えた後、すぐに釜ゆでされ、能登半島伝統の魚醤油「いしり」で味付けして乾燥させた「ほたるいか素干し」や、沖漬けも人気があります。 旬:3月、4月、5月、6月...»
暖流と寒流が激しくぶつかり合う北陸の海で育まれた甘エビを、厳しい寒さの1月上旬から春頃まで、伝統的な“えび篭漁”で大切に水揚げしたものが“能登とき海老”です。 志賀町富来では、甘エビの鮮度を保つために、殺菌した冷たい海水と酸素を入れて生きたまま輸送します。秋から冬にかけて、たっぷりと卵を抱えた時期の甘エビは特に甘みが強いです。また、少し時間を置くことで、トロッとした食感と甘みが増します。獲れたてのプリッとした食感と、24時間冷蔵庫で寝かせた後のとろけるような甘みを食べ比べるのもおすすめです。 旬: 1月、2月、3月、4月、5月...»
能登地域での大納言あずきの栽培については、江戸時代中期に編集された「能州産物帳」に記載があるほどの古い歴史を持ちます。これが奥能登の恵まれた気候風土を生かした名産品「能登大納言」の祖先といわれています。 能登大納言は、粒が大きく鮮やかな赤色が特徴です。皮がやわらかく風味豊かで、炊くとふっくらしておいしいため、高級和菓子の材料として珍重されています。ただし、ひとさやずつ手で丁寧に収穫されるため、生産量が少なく希少価値が高いです。 旬: 10月〜11月 能登大納言小豆 「能登大納言」は、奥能登地方特有の気候風土に恵まれ、他の大納言小豆とは異なる特性を持つ品種「地域在来種」です。全国中でも特...»
能登の豊かな自然環境で、特に健康面に配慮して大切に育てられた「阿岸の七面鳥」は、脂肪分が少なく淡白であっさりとした味わいが特徴の希少な国産七面鳥です。 精肉時には、地元の直営工場で万全の衛生管理のもと、1羽ずつ丁寧に加工されています。冬頃になると脂肪がついて身が締まり、さらに旨みが増します。そのため、石川県内でもご馳走として愛され続けています。 クリスマスに馴染み深い丸焼きローストだけでなく、ステーキや鳥すき焼き、刺身など、さまざまな料理で美味しく楽しめます。...»
奥能登で栽培される原木しいたけは、能登の気候風土にぴったり適応し、大きなサイズで成長します。その中でも、傘の大きさが8cm以上、肉厚が3cm以上、巻き込みが1cm以上の基準をクリアした最高級品が『のとてまり』として名付けられています。この品種は愛称として『山のアワビ』とも呼ばれています。 原木栽培のしいたけは、クヌギやコナラなどの広葉樹の原木を使用して栽培されます。最近では、おが粉に栄養を加えた培地での菌床栽培に切り替える生産者も増えており、原木しいたけはますます貴重な存在となっています。原木の中に栄養がたっぷりと詰まり、肉厚な食感、噛むたびに感じる香りと風味が魅力です。 形は手鞠のよう「...»
能登の天然水で手塩にかけて育てた豚肉は、ローズ芯が太くもちもちとした肉質や口のなかでじわっと広がる甘みが特徴。1980年代に養豚業を営む畜産家のグループが、衛生環境の保全・飼料の改良・共同仕入れによるコストダウンなど、畜産業界の全てを洗い直し、ありとあらゆる創意工夫を重ねて商品化となったそうである。 自然の恵み豊かな能登半島が位置する石川県では、舌の肥えた食通たちを新しい味でうならせるためには、相応の実力が必要だろう。そんな高い敷居をみごとに超え、新しく生まれた食材の一つがこの「能登豚」ブランド。 「能登豚」とは、石川県内で飼育され、石川県金沢食肉流通センターで加工され、日本食肉格付協会の...»
能登半島の先端、能登町のリゾートエリア「日本海倶楽部」で作られている地ビールです。 その地ビール作りの中心となるのは、チェコから招いた熟練のビール職人。チェコは、日本で最も一般的に飲まれているピルスナービールのルーツともいわれる場所で、その伝統を受けついだ確かな技術で、麦芽100%のビール作りを行っています。 また、日本海倶楽部の地ビールは、ビール酵母をろ過せずに残したまま出荷しているので、本来はビール酵母とともに除去されていますビタミンやミネラルが豊富に入っていて健康にも良いそうです。その味は、2010年の国際ビール大賞で銀賞を受賞をするなど、世界にも認められています。 社会福祉の一環...»
日本海の豊富な海の幸に恵まれた能登半島の先端に位置する能登町は、いしりの産地です。いしりとは、イカの内臓や魚を自然発酵させて熟成した「魚醤油」です。 地元では刺身や煮物の隠し味など、郷土料理や伝統料理によく使われます。晩秋から初冬にかけて仕込み、翌年夏の終わりに完成させるのが一般的です。さらに、まろやかさを出すために1年から2年かけて熟成させることもあります。 各生産者が独自のこだわりを持ち、独自の味を生み出していますが、共通するのは「ゴロ」と呼ばれる真イカの内臓に塩を入れて漬け込み、自然発酵させるという伝統の製法です。...»
能登の塩作りは、500年以上前から続く「揚げ浜式」で行われています。揚げ浜式とは、桶で汲んだ海水を細かい砂を敷き詰めた塩田にまき、太陽の力で乾燥させ、さらに海水をかけてから砂を釜で煮詰め、塩の結晶を取り出す方法です。 非常に手間のかかる重労働ですが、その時間をかけて作られた塩は、口に含んだ瞬間に本来の美味しさと旨みが広がります。品質の高さは高級店からも評価されています。伝統の味と技を広めるため、地元では塩作り体験もできます。...»