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能登豚

(のとぶた)

天然水で手塩にかけ育てたこだわりの豚に注目

能登の天然水で手塩にかけて育てた豚肉は、ローズ芯が太くもちもちとした肉質や口のなかでじわっと広がる甘みが特徴。1980年代に養豚業を営む畜産家のグループが、衛生環境の保全・飼料の改良・共同仕入れによるコストダウンなど、畜産業界の全てを洗い直し、ありとあらゆる創意工夫を重ねて商品化となったそうである。

自然の恵み豊かな能登半島が位置する石川県では、舌の肥えた食通たちを新しい味でうならせるためには、相応の実力が必要だろう。そんな高い敷居をみごとに超え、新しく生まれた食材の一つがこの「能登豚」ブランド。

「能登豚」とは、石川県内で飼育され、石川県金沢食肉流通センターで加工され、日本食肉格付協会の格付けを受け、厳密な衛生管理のもとで生産された豚肉のことを指します。この肉は、特定の条件を満たすものに限定されています。

平成18年(2006年)には、県畜産総合センター、北陸学院大学、日清オイリオの共同開発によって、「αのめぐみ」として知られる「α-リノレン酸」を含む能登豚が生まれました。これは、通常の豚肉の約5倍のα-リノレン酸が含まれるとされ、生活習慣病の予防に役立つとされています。

現在、石川県内には13軒の養豚農家が存在し、平成26年(2014年)には約4万4000頭の能登豚が出荷されました。このほとんどが地元の石川県内で消費されています。同年には能登豚推進協議会が設立され、能登豚の普及に向けて取り組んでいます。

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能登豚
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