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気多大社

(けた たいしゃ)

能登国一宮として長い歴史を誇るパワースポット

石川県羽咋市に鎮座する気多大社は、能登国一宮として古くから人々の信仰を集めてきた由緒ある神社です。**主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)**で、縁結びや五穀豊穣、商売繁盛などのご利益があるとされています。

重要文化財に指定された建造物が数多く残る境内は、**「入らずの森」**と呼ばれる天然記念物の社叢もあり、訪れる人々を圧倒する神秘的な雰囲気を漂わせています。

歴史と文化を感じられる境内
気多大社の歴史は古く、第8代孝元天皇または第10代崇神天皇の時代にまで遡ると伝えられています。奈良時代には北陸の大社として朝廷からも尊崇を受け、公卿・歌人の大伴家持が天平20年(748年)に参詣したときの歌が**「万葉集」**にも登場しています。

中世・近世には畠山氏や前田氏など歴代の領主から手厚い保護を受け、社殿の造営や社領の寄進などが行われました。明治時代以降は国幣中社、国幣大社と昇格し、2010年に神社本庁に属さない単立神社となった現在も多くの参拝客を集めています。

境内には、重要文化財の本殿、拝殿、神門、摂社白山神社本殿、摂社若宮神社本殿など、歴史を感じさせる建造物が数多く残されています。

本殿は、1605年(慶長10年)に前田利常によって造営された入母屋造りの檜皮葺で、正面に千鳥破風と唐破風を配した威厳のある造りです。

見どころ

国宝・重要文化財

本殿: 1605年(慶長10年)に前田利常によって造営された本殿は、重要文化財に指定されています。入母屋造りの檜皮葺で、正面に千鳥破風と唐破風を配した威厳のある造りです。

気多大社 本殿
拝殿: 1653年(承応2年)に造営された拝殿は、重要文化財に指定されています。入母屋造妻入で、檜皮葺です。正面には向拝(こうばい)と呼ばれる屋根付きの舞台が設けられています。

気多大社 拝殿
神門: 1584年(天正12年)に造営された神門は、重要文化財に指定されています。切妻造四脚門で、檜皮葺です。左右に随神像が安置されています。

気多大社 神門
摂社白山神社本殿: 1605年(慶長10年)に造営された摂社白山神社本殿は、重要文化財に指定されています。本殿と同じ入母屋造りの檜皮葺で、白山三御神を祀っています。

気多大社 摂社白山神社本殿
摂社若宮神社本殿: 1604年(慶長9年)に造営された摂社若宮神社本殿は、重要文化財に指定されています。本殿と同じ入母屋造りの檜皮葺で、若宮八幡大神を祀っています。

気多大社 摂社若宮神社本殿
後奈良天皇女房奉書: 1570年(元亀元年)に後奈良天皇から気多大社に下賜された文書で、重要文化財に指定されています。内容は、気多大社の神職の地位や特権を保証するものです。

その他

入らずの森: 国の天然記念物に指定された社叢は、原生林が広がり、神域として立ち入りが禁止されています。300年を超える樹齢を持つ木々が生い茂り、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

随身門: 石川県の有形文化財に指定された随身門は、1787年(天明7年)に造営されたものです。三間一戸の八脚門で、切妻造です。左右に随神像が安置されています。

宝物館: 国宝や重要文化財を含む、気多大社の宝物を見ることができる施設です。

御神水: 境内にある井戸から湧き出る御神水は、無病息災のご利益があるとされています。

Information

名称
気多大社
(けた たいしゃ)
リンク
公式サイト
住所
石川県羽咋市寺家町ク1
電話番号
0767-22-0602
料金

拝観料:無料

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